文庫本は買うもの?借りるもの?

文芸春秋の社長さんが全国図書館大会

「できれば文庫の貸し出しをやめていただきたい。これがお願いです。」

と呼び掛けられたいうニュースを耳にしました。

そもそも何故図書館が存在し、無料で貸し出しをしているのかとか考えたことがなかった私。

いわゆる憲法で保障されている「知る権利」が元になっているそうです。

図書館って当たり前になってますけど、ただで本に雑誌、CDにDVDまで借りられるというとっても有難いところですよね。

私も子供の絵本、旅行雑誌、病気の本に、小説・・・いろいろ貸して頂きました。

絵本なんかは、いろんなものを読み聞かせしたいし、旅行雑誌や病気の本も一時的にあればいいものだし、小説も一回読むとお腹いっぱい。

経済的にも、家での保管場所も考えても、借りるに越したことはないんです。しかもタダなんですから。

文庫本は単価が安い分、大量生産で売っていって儲けがでるらしいのですが、図書館で文庫本を貸し出すことで、商売にならないというのが文芸春秋さんの言い分らしいのですが、はっきりとしたデータもないそうです。

ハードカバーの本って、重いし、持ち運びに不便。

新刊をいち早く読みたいのであれば、ハードカバーを購入するしかないかありませんが、そうじゃなければ少し待てば文庫本が発売され、図書館での貸し出しが始まります。

本離れが進んでいるという今日、出版社の意向で、図書館で借りられる本が限定され、

図書館の魅力がなくなり、図書館離れが進み、その結果ますます本離れが進んでしまわないように願います。